なぜいまごろマイクロ精機のアナログプレーヤーが注目されているのか?

皆さんこんにちは!当ブログのオーディオライターの五藤です。

突然ですが、かつて日本に存在したオーディオブランドのマイクロ精機はご存知ですか?

長年にわたってアナログプレーヤーの専門メーカーとして、これぞジャパンクオリティと誇れるような素晴らしい製品を数多く世に送り出し、日本のオーディオ業界発展を担った存在でした。

飛ぶ鳥を落とす勢いだったマイクロですがデジタル時代の到来によりアナログ機器の需要が減り、長年アナログ機器を専門に開発を行っていたマイクロはデジタル機器への転換が思うようにいかず、そのまま時代の流れから惜しくも生産停止となってしまいました。

 

再注目されるマイクロ

しかし、デジタルプレーヤーの技術が煮詰まってきている今、アナログの音が再注目されていることから、往年のアナログプレーヤーを手に入れようという層が増えてきました。

マイクロ精機のアナログプレーヤーは一部のモデルを除いてフローティング機構を採用せず、物量で振動を排除するという考えによって作られているため、海外製のものでは得られない独特な音質が特徴となっています。

10年前まではかつてのマイクロ精機の最上位モデルが高額ではあるものの現実的な価格で売買されていましたが、ここ数年でその状況は一変しています。

状態がいいものでオプション品が豊富な個体は当時の定価よりも高い値段で取引されていることも珍しくありません。

この特殊な状況に中古品を探されている方は困惑されているのではないでしょうか。

 

なぜこのような事が起きているのか、その理由は大きくわけて二つあります。

 

まず一つは海外のオーディオマニアの影響です。

マイクロ精機が手がけたプレーヤーは世界的に見ても類を見ない作りです。それを知る海外のオーディオマニアが黙っているはずがありません。

最近のインターネットの発展により、日本に直接来なくとも手に入れることは可能になったことが高騰している大きな理由といえるでしょう。

 

そしてもう一つの理由は新生マイクロ精機の誕生によるものです。

海外ハイエンドオーディオの代理店として有名なアクシスがマイクロのエンジニアを集め、テクダスという新ブランドでマイクロを彷彿とさせるハイエンドアナログプレーヤーを発売するようになったことも大きな理由といえます。同ブランドを知らない方はなぜ?と思うかもしれませんが、テクダスに限らずハイエンドオーディオの新品はとてもおいそれと買えるような価格ではありません。ヘタすれば地方の新築一軒買えてしまうような物も珍しくありません。そのことから同じ設計を持つマイクロ時代の製品が再注目されているのです。

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